剱岳、、、憧れはあるけれど、そう簡単に「行きたい」と言い出せない、ある意味特別なお山。
でも、ひょんなことことから、昨年、「来年、劔行こう」という話になり、漠然と9月初めころと考えていました。とはいえ、いつものことながら具体的に計画をすすめることのないまま9月に入り(笑)
そろそろ・・・と計画を練りだし、天気図とにらめっこしていはじめたら。
「明後日の朝出発!」ということになり、アタフタとあっちこっちに頭を下げ、あわてて旅支度w
今回も、はじまりはバタバタです。
そんなこんなで。
2017年9月8日 早朝 新宿。
富山行のバスに乗り込み、14時半に富山着。
というわけで、、、、
本日のお楽しみ〜^ ^
メギスの唐揚げ、バイ貝、ガンド、赤いか、フクラミ、カワハギのお刺身+ハマグリのつぼ焼き。
どれも、とっても美味しくって、美味しくって。これ目的に来たといっても過言ではないです。←そもそも、お山登ってないし(笑)
富山お気に入りのお店にて。 pic.twitter.com/AbB4gh6nVW— ユキ♪ (@tapyuki) 2017年9月7日
下山後のかんぱーい!が定番の私たちですが、今回は、お山に登らないうちに(笑)
だって、せっかく富山に来たんですもの。最大限にたのしまなくちゃ、ね!
とはいえ、この日の目的は早月尾根の登山口である「馬場島」まで、この日のうちに移動すること。
お世話になる馬場島荘は素泊まりなら20時までにきてください、とのことだったので、
17時ごろまで富山でお魚を楽しんだ後、移動することにしたわけです。
富山から地鉄で上市まで。上市からはタクシーで約40分から50分ほど。
上市から馬場島までの道は、途中から結構な山道で。この日は雨もかなり降っていたので、すでに暗くなったこの時間の移動は、少々不気味で、もう少し早く出るべきだったなとちょっぴり反省。
なにはともあれ、無事、馬場島荘に到着。
お部屋に案内されたあとは、お風呂に入り、お部屋でのんびり。
明日に備えて早めに休みむことにしました。
翌朝。4時起床。
外は昨夜からの雨が止むことなく降り続いています。
というわけで、二度寝w
それでも、5時過ぎには起きて準備をしたのですが、雨はやむ様子もみせず。
雨雲レーダーを見ると、8時過ぎにはやみそうなんですけど、いくらなんでもそこまでは待てない。
といいながら、結局、小雨になるのを待って、宿を出たのは7時半近くに。
なんのために前泊したのだか、さっぱりわからない時間になってしまいましたが、それは、気が付かなかったことにしておきますw
馬場島荘は、キャンプ場も併設されていて、こちらでテント泊をすることも可能です。
早月尾根をテント担いで登るなら・・・ですけどねw
なかなか良い雰囲気。
「劔」「早月尾根」の恐れ多い文字を現地でこの目でみると、なんだか、もう、緊張感も高まりすぎて・・・・。
はやくもパニック気味(笑)
宿からこのキャンプ場の脇を500mほど歩くと、例の石碑がある場所につきます。
「試練と憧れ」。この石碑をこの目でみるために早月尾根から登ることにしたといっても過言ではありませんw
緊張感がさらにさらに高まります。
この石碑の近くには、他にもいくつか石碑などがありました。
そして、ここで、またいつものアレ。
おはようございます。
前泊したのに、雨が上がるの待っていたらこんな時間に(笑)「試練と憧れ」の劔岳へ、ついにアタックします。
早月尾根で上がり、劔岳山頂を経て別山尾根で室堂に降りる予定。
緊張しちゃって、気がつけばナンバ歩きに(笑)ではでは…
いってきまーす♪ドキドキ。 pic.twitter.com/GDZkRoUzim— ユキ♪ (@tapyuki) 2017年9月7日
こんなことをやってるうちに、すでに8時前くらいになっちゃいました(笑)
さてさて、いよいよ早月尾根の登山口です。
噂には聞いていたけれど、最初から結構な斜度w
黙々と登っていきます。
小屋までの標高差は1440mほど。まあ、これくらいなら何とかなるかなーと思ったんですけど、
よーく考えると5.4キロで1440mってw
黙々と樹林帯の急斜面を登りながら、時々、顔を上げると、朝方まで降り続いた雨も止んで青空がみえてきました。
まあ、そんなに変わり映えしない急な斜面も黙々と登ること4時間ちょっと。
12時、早月小屋到着~!!ほとんど一番乗りでした。
宿泊手続きをして今日宿泊のお部屋へ。「劔」のお部屋だ~。
寝床を確保して、着替えをしたり、簡単に荷物をまとめたあとは、小屋のお庭でかんぱーい。
ちなみにこのビールのお値段
予報では午後からは晴れるはずだったのに、まだ、お空はまっちろけ。
まあ、明日さえ晴れてくれればいいけどね。
私たちは、素泊まりだったのでよくわからないのですが、前夜、すでに馬場島荘でご一緒された方も多いのか、
続々と小屋に到着するパーティーを、先に着いた人たちがお庭で談笑しながら「おつかれさまー」と迎える和やかな雰囲気。
時折、晴れ間がのぞくを一斉に、腰を上げカメラを構える姿もまた、なんだか、ぽっかぽか。
急登りのさきに、こんなまったり時間が待っていたなんて。なんだか、素敵。
一瞬晴れ間がみえても、すぐまっちろけ。
でも、また、しばらーくすると、すっと顔をみせる青空。小窓尾根も出たり隠れたり(笑)
早月小屋のテント場です。フラットで小屋もトイレも近くてなかなか良い感じ。
早月小屋、「劔伝蔵小屋」ともいうんですね。こっちのほうが、カッコいいのに(笑)
早月小屋には水場がなく、洗面所も形ばかりで消毒液があるだけ。
なので、「お夕食は絶対カレーだよね」と皆で話していたのですが、、、、
おかずも沢山の和食が!!これにはびっくり!
美味しくいただきました。(すっかり、カレーモードになっていてカレーが食べたくなってきたのは内緒)
お夕食後、再び、お庭に出てお山をながめていると・・・・
おおっ。剱岳が赤く染まってる!!!
これ、たまーにしかみられない珍しい現象だそうで。小屋の方も仕事の手をとめて、外に出ていらっしゃいました。
ああ、終わっちゃった・・・・。
かなり寒くなってきたので、小屋に戻り、パッキングなどしていたら。
「星がとってもきれいよ」と同室の方に教えられて、再び外にでてみると、満天の星!!!!
でも、研究不足でまともに写真がとれない。残念。
代わりに、小屋から見える富山の夜景を。
おやすみなさい。
明日はいよいよ、劔岳アタック。
緊張です。おなか痛くなりませんようにw
後編はこちらです。
One thought on “試練と憧れ。念願の劔越え ① (2017/9/8-9)”