2017/4/22 朝4時半。
めちゃくちゃ眠い(笑)

ボケっーとしながら身支度を整え、昨夜、お弁当にしておいていただいた朝食をいただきます。
そうそう、昨日、夕食の際に「明日の朝食です」と渡されたお弁当が、やたらと重量感あって不思議に思ってたんですよ。
寝ぼけた頭ながらワクワクしながら袋をあけると、、、、、、。

なーーーんと!!! 宿の方が焼いた手作りのパンがたくさん!!
登山する人への心遣いで大福やSOYJOYなど甘いものも。
なんだか、お客さんを喜ばせようとしているスタッフさんの心遣いが伝わってきてジーンときちゃいました。
(ホントはお米が食べたかったという本音は内緒w)

    
さ、朝食を済ませたら出発するぞ。私たちは、毎度、ここまでは割と順調。さほど、身支度でバタバタすることなく、予定通り進みます。

宿のフロントにはスタッフの方が、もう、お仕事をされていて、昨夜、道の状態を教えてくださったスタッフさんもいらっしゃいました。

「結局、今日はどちらへ行くことにされたんですか?」

とスタッフさん。そこから、再びルート確認会議が展開され、、、気が付くと6時半過ぎ(笑)
もはや、ここで朝食をいただいてからでもあまり変わらない出発時間になりそうw
でもね、こういう時間ってとっても大切だし、楽しいし。これも、かけがえのないひとつのyamatabiの大事な出会いと要素だなとこんなひと時を大切に思っているんです。
そういう時間を過ごすチャンスが訪れたときに、それを逃さずその時間を過ごせる余裕を持っていることの大切さ。
そのあたりは、いつもご一緒していただいている友人も私も、言葉にはしないけれど大事にしている共通部分かなと。
そんなこんなで、朝からとっても素敵な時間を過ごして、いざ、外にでてみると。。。

予想通り、あまりお天気はよくなさそうです。予報どおり、午後からは晴れるといいな。

結局、歩き始めは7時頃。薄暗い空にも太陽があがってきました。
それでも、この立山の広い空間を包む朝の空気は緊張感があって、なにかとても圧倒されるものがあり。。。
なんだか、いつになく、私の気持ちは立山の自然の迫力に押されてしまっているような、何と表現していいのか、うまい表現がみつからないけれど、何かに圧倒された不安というかそんなものに包まれていて、ちょっと弱気になっていました。

なんだかいつも私の前を歩いてくれて、それを追うだけで安心できる友人の背中が、遠く感じて。
ここでは、ひとりだぞ、と立山の山々に言われてるような。そんな焦燥感。
そんな気持ちと戦いながら、少しずつ歩みを進め、やっと、一ノ越をが見えてきたと思ったら、今度は風が強くなってきて、あたりは真っ白に。

7:50

まだ、建物の半分以上が雪に埋まっている一ノ越山荘の軒下をお借りして、風を防ぎながら視界が効くようになるまで待つことに。
時折、うっすら視界が広がると、私たちより先に到着して雄山を目指した人たちが、途中で立往生している様子が目に飛び込んできました。同じように一ノ越山荘の軒下で風をかわしている人たちと、「今日はちょっと無理かもしれませんね」という話をしながらその様子を見つめていました。事故が起きませんようにと祈りながら。

一ノ越について1時間以上が経過しても、なかなか強風は収まらず、視界もよくなりません。
動きを止めてしまった身体はどんどん冷えていき、震えがとまらなくなってきました。

もう、ここまでなのかな。。。。午後からは晴れるという予報ではあったけれど。

と、立山までやってきて残念で悔しい気持ちのなかに、わずかながら怖いから撤退してしまいたい気持ちが沸きはじめていました。
でも、そんな心の葛藤が沸いてきた頃と時を同じくして、風が収まり、すっと視界がよくなり青空がみえてきたのです。

9:15

ただ、私たちが昨日、現地の人からいただいた情報も参考にしながら今日、目指そうとしていたのは浄土山。
雪の状態は雄山より、かなりよいとのことでしたが、ほとんどトレースもなければ浄土山に向かおうとする人もいません。
一ノ越山荘の軒下でお話していた男性は予定通り、雄山を目指すとのこと。ほかのパーティーもあきらめて下山した人たち以外は雄山を目指す様子。

やはり、立山に来たら、みんな雄山に登りたいのかな。
一緒に歩いてくれている友人もそんな想いがあるのかな。

そんな気持ちが沸いてくると、人がいる雄山方面から外れて浄土山に向かうのがなんとなく躊躇されてきて。

「やっぱり、雄山にする?どこまで行かれるかわからないけど、できるところまで私、頑張るよ」

という私に、

「いや、あれだけ色々調べて決めたんだし。決して、雄山はいい状態ではない。今日は、浄土山にしよう」

と友人はきっぱり。
そうだね、ここで急に心の動きにまかせて予定を変更するのはよくないよね。
ありがとう、と心のなかで呟きながら、他のパーティーと別れ、私たちは浄土山方面に歩みを進めました。
後ろを振り向けば雄山の様子がみえます。みんなどうしているのだろうと気になって、
時折歩みを止め、振り返って雄山方面を眺めていると。。。。

「あっ!!」

と私がつぶやいたのを聞いて友人がそちらを見たときは、BCの男性が雄山の中腹から一ノ越まで、ひとり滑落していました。

視界が悪くなり、私たちが待機する前から、雄山にとりついていたたBCのパーティーのうちのひとりでした。
スキーを担いでスノーシューのみで歩いていて、随分まえから立往生していたのです。
幸い、大きなケガはなかったようで「大丈夫です」」と言っている声が聞こえてきたリはしていましたが、かなり興奮している様子。
それよりも、一緒にいた仲間がその場所から動けなくなっている様子なのが気がかり。

大丈夫だったかな、あの人たち。気を引き締めてしっかり歩かなきゃ。

その後も、真っ白になったり晴れ間がみえたりの気まぐれな空模様。

浄土山南峰に建つ富山大学立山研究所のある分岐が見えてきました。

10:09

山頂を目前に、晴れてきた!!!!

と思ったら・・・・w

広々とした浄土山山頂到着。

10:30

あーでもない、こうでもない、太陽の角度がいいだの、悪いだの。大変な騒ぎの撮影大会w

その間にも、きれいな晴れ間が広がるときもあれば、真っ白になる瞬間もあり。本当に忙しい空模様(笑)

そんなこんなで気が付けば1時間ちかく山頂で過ごしていたので、下山することに。
浄土山からみる雄山、カッコよすぎです。



どーーーんと広がる室堂平の広さが圧巻。写真だとあまり伝わらないですけれど。


12:30 一ノ越に戻ってきました。
朝、ここでお話をしていて雄山に向かった男性も雄山を無事登頂して少し私たちを探していた様子で、ここで再会。お互いに歩いた道の様子などを報告しあい、
この先、室堂までご一緒することに。

と、そんなこんなで新しい仲間が増えたところで、また、うれしいバッタリが。
「ユキちゃんじゃない?ユキちゃんでしょ?」と嬉しそうにしている女性。
一方私は、「私はユキちゃんではあるけれど、私はこの人は知らないし。きっとこの人が探しているユキちゃんは私ではないにちがいない。困ったな」
と、あらかじめバッタリがあるかもという話を聞いていたのにも関わらず、すっとぼけた反応(笑)
とはいえ、私以外は、状況をすぐに理解していたらしく、無事に、互い認識、記念撮影w
すっかり晴れた空のなか、うれしい出会いが続いて、朝の険しさと不安はいつの間にかどこかに消えていました。


その後、室堂までご一緒しましょ、といって歩いた男性をみくりが池温泉まで引き込んで(笑)、かんぱーい。

すっかり話こんでしまい、お別れしたあとは、アタフタと帰る準備に追われ、なんとか予定通りの時間に旅館を後にして外にでると、そこでみたものは・・・・。

 

この二日間、待ちに待った快晴!!!!!!w


笑うしかないw でも、ま、最後でも、こんな青空がみられてよかった。

 

室堂からのアルペンルートは思った以上の混雑。
途中、予定通りの便に乗れるかとヒヤヒヤする場面もありましたが、無事、富山電鉄までたどり着き、のどかな時間、再び。

    

無事富山駅に戻ってきました。

 

さてさて。旅の〆は、美味しいもので。

まずは、前回、下ノ廊下の帰りにも立ち寄った富山ブラック。お味は微妙にあれなんですけれど、なんだか妙にクセになって(笑)


街を歩いていて見つけた妙に気になるマンホール発見。

その後は解禁になったばかりのホタルイカやら美味しいお刺身を存分にいただき。

富山の楽しく美味しい夜は、あっという間に過ぎていきました(笑)

本格的に雪山をあるくのは初めてな私と今シーズン、ずっとご一緒してくださり、こうして立山の地にまで足を運ぶ夢を実現させてくれた友人に感謝です。やはり、経験値が違うペアで歩くとなれば、なにかあったとき責められるのはベテランのほうでしょうし、それ以前に、その都度都度の判断、決断もほぼ、経験値が上の人間に委ねられる。とても、大変なことだと思います。
本当にたくさんの経験を積むことができた実りある雪山1年生でした。
登山パートナーのK氏、一緒にあるいてくれた友人たち、見守ってくださった皆様。旅先で出会った方々。
「ありがとうございました!」

 

これからも、よろしくお願いします♪

2017・5・25 tapyuki

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